自己紹介
自己紹介
私たちの社会生活において、音楽という現象がいかなる方法をつうじて編成されているかを、個別事例にそくして解明するという課題にとりくんでいます。こうした課題を遂行するために、1960年代の北米で創始されたエスノメソドロジーとよばれる研究方針において、人びとの日常的な音楽分析を、フィールドワークや史料調査をはじめとした経験的なデータの検討をつうじて跡づけていくという作業をおこなっています。
具体的には、スタジオ、演奏会、リハーサル、レッスン、劇場、音楽療法、カラオケ、ストリート、そして個人練習といった専門的/非専門的なフィールドにおいて調査を実施し、言葉、振る舞い、そしてサウンドをはじめとした様々な表現を結合していく「見られてはいるが気づかれてはいない」人びとの方法を、ビデオカメラなどの機材も活用しつつ、捉えようとしています。
また、上記の課題にとりくむことをつうじて、社会学、文化人類学、心理学、美学、そして音楽学といった分野のなかに存在している理論的問題や、人びとの日常や私たちの社会においてとりくまれている、社会問題や公共政策を含む実践的問題の解決を目指してもいます。
専門
社会学、文化人類学
研究テーマ
スタジオにおける相互行為、など
担当科目
文化政策、社会政策、文化とまちづくり入門、プロゼミ、実践ゼミナール、展開ゼミナール