櫻川 幸恵 教授
Yukie SAKURAGAWA, professor
自己紹介
金融を中心に経済学にかかわる内容を担当しています。
金融も経済学も少し”難しい”という印象があるかもしれませんが、私たちが暮らしていく際に欠かせない要素となっています。仕組みを理解することで、世の中の見え方が変わってくると思います。ぜひ一緒に学びましょう。
・研究テーマ
金融の要素が経済全体に及ぼす影響のメカニズムに関心があります。
不動産価格の変動が経済変動にどのように影響を及ぼすのか、国債の維持可能性をどのように考えればよいのか、といった資産(ストック)とフローの経済の関係を主にマクロデータも用いて分析しています。
・担当科目
実践ゼミナール、展開ゼミナール
(通常担当の金融入門、 グローバル化と金融、 総合科目(国際経済)を依頼中)
ゼミナールの目標
・実践ゼミナール(社会と経済)
ゼミでは、経済や社会の仕組みを理解することを通じて、論理的に思考して判断できる能力を身につけることを目指します。また、現実に起きている社会・経済問題を学んでいきます。
一方で、自分なりの考えを発表したり、ゼミ生同士でディスカッションしてその内容を相互にシェアしたり、といったことも行います。ゼミ生からは、自分とは異なる考え方を知る機会となっている、といった感想がありました。
・展開ゼミナール(金融)
金融に関する基礎的な理論の習得と、現代の金融が抱える課題と将来への展望を議論できる力を身につけることを目指しています。例えば、預金と株式の違いから、政府がなぜ「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げているのか、とか、ベンチャーキャピタルを推進しようとしているのか、といったことを理解できるようになるでしょう。また、インフレ率が上がるとなぜ金利を上げる政策をとろうとするのか、そして、金利が上昇すると私たちの生活にどのような影響を与えるのかといったことも考えることができるようになります。キャッシュレス化やデジタル化が進むことの影響、地方金融の在り方、金融教育の在り方なども今日的なテーマといえるでしょう。
ゼミレポートや卒業論文の執筆を行うことで、調査をし、論理を構成し、文章(言葉)で説得するという学問の面白さを体感してもらいます。
・進路イメージ
金融の知識は、どの仕事でも必要となってくるものです。また、論理的な物事の考え方や資料の読解や報告を行う能力、グループで物事を成し遂げる力は、いかなる分野で活躍するにも必要とされます。そのため、金融機関で働きたい人だけではなく、それ以外の分野の企業で働くことを想定している人にも、ぜひ学んでいただきたいです。