就職活動Q&A

民間企業編


早期選考(3年次)内定 K.K. さん

マーケティング企業(全国8拠点、従業員数約160名)

ブランド戦略、マーケティングリサーチ、デジタルマーケティング事業など

Q:その企業に決めた理由

A:入学時からマーケティング分野に興味を持っていました。いくつかの企業のインターンシップや説明会に参加して、社内の人間関係(先輩後輩関係なく意見を言える雰囲気など)が一番良さそうだと思ったためです。

また、最終面接を終え内定を頂いた際、社長からのフィードバックで私の性格などをしっかり理解してくれていて、内面を見て採用をしてくれているということが伝わってきたため人を大切にしてくれそうな企業だと思ったからです。

Q:応募のきっかけ

A:採用アプリを使い「マーケティング業」で調べ、夏のインターンシップで課題選考型のワークショップに応募し合格し参加することができ、採用試験の一次選考が免除になったことがきっかけです。

Q:いつ頃から準備していたか

A:2年次授業のマーケティングで4P分析※などを学び面白いなと思い、マーケティングの仕事に就きたいと確信に至り方向性はきまりました。しっかりと準備し始めたのは大学3年の10月の半ばくらいから。早期選考で1次面接が11月前半だったこともあり、自己分析や面接対策などはこの時期から始めました。

※Product(製品)、Price(価格)、Promotion(広告宣伝)、Place(流通経路)を分析する手法(編集者注記)

Q:採用プロセス

A:次のようなプロセスでした。早期選考のためグループディスカッションが免除のアドバンテージがありました。

会社説明会→グループディスカッション(免除)→エントリーシート→1次面接(30分)→2次面接(45分)→3次面接(45分)→最終面接(60分)→内々定

Q:面接で何を聞かれたか

A:

・自己紹介、志望理由 

・現在の大学、学部を志望した理由(+そこで何を学んだか) 

・人生で最も頑張ったこと 

・学生時代の部活動に関わること 

・周りからどんな人物と言われるか 

・就活の軸は何か 

・マーケティング業界に興味を持ったきっかけ 

・メーカーではなくマーケティング会社にした理由 

・入社してからのビジョン     など

「成功や失敗に関わらず、これまでの経験から何を学びそれを現在どう活かしているか」など深堀りされることが多くありました。最終面接に近づいていくにつれて、会社のことや自身の将来について深く聞かれキャリアビジョンを答えるのに苦戦しましたが、社員面談機会に社員の方に相談する、面接時の逆質問で面接官に「どのようなビジョンをお持ちでしたか」と聞き参考に回答しました。

Q:対策

A:・インターネットで調べると面接質問集などがあるため、それを一通り答えられるよう言いたい回答をまとめ、忘れないようメモするなどして何回も練習しました。心配性な性格のため、どんなに深堀りされてもいいように「ここまでは深堀りされないだろう」と思うくらいの質問まで想定して練習しました。

・大学入試で用いた願書のコピーを保管していたため、それらも参考にしながら自身の経験を振り返りました。

・最終面接以外オンラインだったため、オンライン会議アプリで個人ルームを開き本番さながらの仕様で緊張しないよう対策しました。

・マインドマップを作成して自分には何があるのかどんな話せる内容があるのかを整理することで、予想外のことを質問されてもマインドマップを思い出しそこから派生した回答をすることができたため便利でした。

Q:大学や教員のサポート

A:就職課のキャリアカウンセラー個別相談を用いて、本番を想定した面接練習を行うことができました。また、学校で配られた「就職活動完全攻略ブック」にエントリーシートの書き方や入室の仕方、持ち物などが細かく書いてあったためそれらも参考にしました。

ゼミの先生にも心配事があると相談に乗ってもらったり、エントリーシートを添削してもらったりたくさんお世話になりました。私が所属しているゼミでは個別面談の機会を数回設けてくれたため、不安を抱え込むことなく就職活動に取り組めました。



公務員編

文京区(第一志望)内定 Y.Sさん

Q:いつごろから本格的に勉強しましたか

A:公務員受験を具体的に意識したのは、大学の授業で2年生の公務員対策クラス(民法)を受講したのがきっかけです。以後、自分で勉強を始めたのは、受験1年前ぐらいから始めるのが普通かなと思い、大学3年の7月頃から始めました。

Q:どのような勉強法でしたか

A:ある通信講座の教材を使って勉強しました。通信講座の動画を視聴し、学んだことはノートにまとめず直接テキストに書き込むことで時間を短縮し効率を重視しました。また問題集は3回以上繰り返し使うことで苦手な問題をなくすよう心がけました。

Q:各科目の勉強法は

A:科目は教養科目、専門科目、小論文、面接があります。

教養科目の「文章理解」は、毎日勉強始めに取り組むことを日課にして文章に慣れるようにしました。「数的処理」は特に苦手な科目&配点が高いため毎日1時間は勉強しました。「時事」は教材を何度も読み込みました。小論文対策にもなりました。「その他」は自分が得意な科目に絞って冬頃から問題集に取り組んでいました。

専門科目「法律系」は問題集を3回以上解いていました。ただ正解するのではなく間違っている選択肢はどこの部分が違うのかまで考えるよう心がけました。「経済原論」は計算の公式を覚え問題をたくさん解くことで出題傾向を理解するようにしました。

小論文は、参考書に書いてある模範解答をひたすらに音読し、文章の構成の仕方とテーマ内容を頭に入れました。

Q:モチベーションを保つ工夫は

A:一つ目は、勉強を優先させすぎて生活リズムを崩さないことです。1日の細かい予定を立てるのではなく1か月の予定を立てたことで、アルバイトや大学で忙しく勉強が出来なかった日も悲観的にならず、明日また頑張ろうと前向きな気持ちが持続できたと思います。勉強をしていた1年間はアルバイトを続け、友達とも遊びに出かけることで適度にリフレッシュしていました。

ゼミがモチベーション論でモチベーションについて学んだことで、意識してモチベーション向上に取り組めました。

二つ目は、通信講座の特典として内定が決まったら全額返金してもらえる制度があったためです。自分の目標として公務員になりたいという思いはあったが自分が働くイメージがしづらくモチベーションを保てなかった反面、受講料返金という特典は現実味があり頑張ろうと思える理由の一つになりました。

Q:教員や大学のサポートは

A:ゼミの先生が定期的に面談をしてくれたことです。筆記試験の分からない問題の解説、面接準備のアドバイスなどです。面接試験に自信がなく公務員になりたいというモチベーションが下がっていた時に、公務員を目指すことを後押ししてくれました。私は自分から誰かに相談する性格ではないのですが定期的に近況を報告できる環境をゼミの先生が作ってくださったのでとても安心して就活を続けられました。